釜山は去った人をどう再びつなぐのか
釜山が属する東南圏で10年間に若者51万人が去った。損失なのか? 台湾では去った若者たちが新竹の半導体を作った。去った人は失われた者ではなく、釜山が世界に置いた拠点である。散らばったのではなく、広がったのだ。彼らを再びつなぐのは距離ではなく、去る前に築かれた信頼だ。
AI要約
釜山圏では過去10年で若者51万人が流出したが、これを損失ではなく世界への拡散と捉え直す視点が必要だ。台湾やインド、イスラエルのように、海外に出た人材を「頭脳流出」ではなく本国と世界をつなぐ架け橋として活用する発想の転換が求められる。去った人々と再びつながるカギは物理的距離ではなく、去る前に築いた信頼関係を持続させる制度的取り組みにある。
51万人が去った
釜山が属する東南圏で過去10年間に若者人口が51万人減少した。217万人だったのが165万人になった。釜山だけを見ても若者比率が2010年の28パーセントから2024年には21パーセントに低下し、全国の広域市の中で初めて消滅危険段階に入った。
彼らはどこへ行ったのか。大半は首都圏だ。良質な雇用も、資本も、機会もそこにあったからだ。釜山が育てた人々が、肝心の釜山で成長する場を見つけられず去っていった。過去の記事で見た通りだ。
この記事はその「去ること」を見直す。去ることは損失なのか、それとも別の見方ができるのか。
去ることをどう見るか
去った人を失った人と見なせば、そこで話は終わる。空席だけが残る。しかし去った人を別の視点で見た都市がある。
台湾がそうだった。1970~80年代、台湾の優秀な若者たちが米国シリコンバレーへ去った。頭脳流出だった。ところが彼らは消えなかった。シリコンバレーで同窓や同郷のネットワークを作り、そのネットワークが後に台北近郊の新竹の半導体クラスターを興す決定的な通路となった。去った人々が本国の産業を作ったわけだ。インドとイスラエルの技術産業も同じ道を歩んだ。去った専門家たちが本国と世界をつなぐ架け橋になった。
これを頭脳流出(brain drain)ではなく頭脳獲得と呼ぶ。違いは人にあるのではない。去った人を失った者と見るか、外に出ている味方と見るか、その視点にある。
去った人は釜山の世界拠点だ
釜山を去った51万人を見直そう。
彼らはソウルに、京畿道に、さらに遠く東京やシンガポール、シリコンバレーにいる。釜山で生まれ育ち、釜山の言葉と情緒を持ったまま世界の都市に散らばっている。彼らを去った人とだけ見れば空席だ。しかし釜山が世界に置いた拠点と見れば、釜山はすでに世界各地に点を打った都市だ。散らばったのではなく、広がったのだ。
去らなかった人も同じだ。釜山に身を置きながらも思考は世界に置ける。釜山に住みながら釜山の基準だけで考えれば釜山に閉じ込められる。しかし同じ場所に座りながらも東京やロンドン、ニューヨークの基準で仕事をすれば、その人は釜山にいながら世界とつながった人になる。去らなければ世界とつながれないわけではない。留まったまま世界の拠点になれる。
釜山が港湾都市であることがここで重要だ。港はもともと去り、入ってくる場所だ。人と船と物が出て行き、また入ってくる。釜山はその行き来の都市だった。去った人を失ったと考えるのは、港が去る船を失ったと考えるのと同じだ。
何が彼らを再びつなぐのか
それでは散らばった人を何が再びつなぐのか。
距離ではない。今は地球の裏側とも即座につながる時代だ。物理的距離はもはや問題ではない。再びつなぐのは去る前に築かれた信頼だ。去る前の釜山でその人とどんな信頼を築いたか。その信頼があれば十年経って地球の裏側にいても連絡一本で再びつながる。信頼がなければ同じ都市に住んでいてもつながらない。
世界のディアスポラ研究が一様に語るのがこれだ。去った人と本国が再びつながるのは一度のイベントではできない。継続的な相互作用によってのみ可能だ。去る前に信頼を築き、去った後もその信頼を続ける長い関係によってのみ可能だ。結局また信頼だ。このシリーズが最初から語ってきたその信頼。
釜山が去った人を世界拠点とするには、去る前に信頼を築かなければならない。釜山にいる間にその人を見出し、傍らに場を与え、長く見守る関係を作らなければならない。そうしてこそ、彼が去った後も釜山は彼を通じて世界とつながる。
散らばった信頼を呼び戻す仕事
釜山は人を育てて送り出すことに慣れていると述べた。今、もう一つが必要だ。送り出した人との信頼を続けていく仕事だ。
51万は空席ではない。世界各地に散らばった、釜山を知る人々だ。彼ら一人一人が東京の、ソウルの、シリコンバレーの釜山拠点になり得る。ただし自然にそうなるわけではない。誰かがその散らばった信頼を覚え、呼び、つながなければならない。去った人を失った者ではなく外に出ている味方と見る目、そこから始まる。
しかし散らばった信頼をつなぐ仕事は一人の善意では長続きしない。誰かがそれを長く約束し、その約束を制度にしなければならない。その約束はどう守られるのか。次の問いだ。
この記事はAIが韓国語の原文を自動翻訳したものです。正確な内容は韓国語の原文をご確認ください。
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